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こちらこそサンクス

浅田真央サンクスツアーに行ってきた。

「浅田真央サンクスツアー」とは
 今まで滑ってきたプログラムをメドレーという形で
 キャストのスケーターと繋いでいくアイスショー
(HPより引用)

昨年からサンクスツアーが開催されているのは知っていたけど
競技会でもエキシビションとかあまり面白いとは思わないし
なのでアイスショーとかも興味なかったので
行くつもりはなかったのだけれど
たまたま新聞で追加公演の広告を見て
「生の真央さんを見られるチャンスはこれが最後かも…」
と突然思い立ってとりあえずチケットを申し込んでみた。

めでたくチケットの抽選に当たって
真央さんへの思いが通じたのか?というよりは
真央さんの人気にもさすがに翳りが出てきたのか?と思ったけれど
当日、会場に行ってみたら満員御礼状態だった。
その人気、恐るべし!

観客の9割以上が女性。
男性は夫婦とかカップルとかで来ている人がほとんど。
自分みたいに男性一人で来ている人はごく少なくて
その中では自分が最高齢だったかも(笑)

自分が行ったのは平日の夜の公演で
会社で定時まで仕事をすると間に合わなかったので
具体的な理由は述べずに(笑)早退させてもらった。

会社を早退してアイスショーに行くなんて…
昭和の会社員としては後ろめたさを感じたけれど
時代は令和だからこれも働き方改革?(笑)

自分の座席は3列め。
自分の席がどこなのか、すぐにはわからなかったので
係の人に尋ねて教えてもらった。
こんな行動も高齢者あるある(笑)

会場はリンクのすぐそばから座席が設けられていて
競技会の会場とはまったく違う。
スケーターがすぐ目の前で滑ってくれる。
自分の席からも4~5m離れたところまで真央さんとかスケーターが来てくれた。

開演前、プロ野球のスタジアムでビールを売り歩く人みたいに
サンクスツアーのプログラムを売り歩く人がいて思わず買ってしまった!
1,000円の価値はあった!と思うことにする。後悔はしない!(笑)

いよいよショーが始まって真央さん登場。
やっぱり華がある。人をひきつける魅力がある。
アスリートであると同時にエンターテイナーである。
キャストの一人、無良さんもかっこよかった(笑)

彼女のプログラムに使用された曲にあわせて
さまざまなパフォーマンスが繰り広げられる。
スケートそのものもさることながら
衣装や照明も含めた総合芸術を楽しめた感じ。

華やかな曲、しっとりした曲、重めの曲、
いろいろなプログラムを真央さんは滑っていたんだとあらためて思う。

いくつもの曲が流れた中で感動したのはやはり冬季五輪で使われた曲。
パンク―バー五輪で使われた「仮面舞踏会」と「鐘」
ソチ五輪で使われたラフマニノフ「ピアノ協奏曲第2番」

「仮面舞踏会」をきくと
バンクーバー五輪のSPを滑ったあと、
跳び上がって喜んだ真央さんを思い出すし

「鐘」をきくと
バンクーバー五輪のFSで
氷にひっかかって3回転の予定が1回転になってしまったジャンプとか
演技後のインタビューで涙をこぼしながら言葉を詰まらせた真央さんを思い出すし

ラフマニノフ「ピアノ協奏曲第2番」をきくと
ソチ五輪の「伝説のフリー」を思い出すし
滑り終えた直後に泣き顔から笑顔へ表情を変えた真央さんを思い出すし
リンクサイドから真央さんを見つめていた佐藤信夫コーチの何ともいえない表情も思い出す。

その中でも特にラフマニノフ「ピアノ協奏曲第2番」は
まさに鳥肌が立つようなプログラムで
あのステップが再現されていて
それを観ることができただけでも来てよかったと思った。

彼女のプログラムの中で、個人的には
・シュニトケのタンゴ
・アイ・ガット・リズム
・白鳥の湖
とかも観てみたかったけれど
1時間半ほどのショーでキャストが入れ替わり立ち代わり滑りっぱなしなのだから
これ以上、望んじゃいけない気がする。

数々の華々しい経歴を持つ彼女だが、今回のショーを観て
「オリンピックの金メダルを獲らせてあげたかった…」
とあらためておじさんは思うのであった。
残念ながらおじさんの力ではどうにもならないのだけれど…(笑)

サンクスツアーの主旨は
「今まで応援してくださった方々への感謝を込めて…」
ということなので
サンクスツアーを観るまでは
「感謝を伝えるのに金を取るのかよ…」
とひねくれた貧乏なおじさんは思ったりしましたが(笑)
実際にサンクスツアーを観て
自分は真央さんからたくさんの勇気や感動をもらっていたんだ…
特に一人暮らしをしていた時期には彼女の演技に支えられていたんだ…
という思いに至り
こちらこそ真央さんに感謝をしなければ、と思った。

ショーのエンディングでは
「ありがとう!」と叫んでいる観客の人もいて
自分も一緒に叫びたかったのだけれど
会社員スタイルだったので(←関係ないか…)
心の中で叫ぶだけにした(笑)

今回、生の真央さんを見るのは2012年以来、7年ぶり。
その魅力は失せることなく、今後も輝き続けることだろう。
彼女がどんな人生を歩んでいくのか、楽しみである。
そしてまたいつか、彼女に会えればと思う。

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