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一隻の舟

もう3ヶ月近く前の昨年12月
「中島みゆき 夜会の軌跡 1989~2002 -劇場版-」
を映画館で観てきた

中島みゆきの「夜会」の存在はなんとなく知っていて
でもそれほど観てみたいとも思っていなかったけれど
古市憲寿がネットの記事で絶賛していたので
金曜の夜、21時55分からの上映を観に行った
田舎の映画館だからか料金が通常より高いせいか観客は自分一人(笑)
映画館のど真ん中にポツンと座ってみた

自分の感想としては
「夜会」の中島みゆきの世界観は
自分にはいまひとつなじめないというか
自分とは親和性がないというか
自分の中にすんなりと入り込んでくるものではなかった

でも中島みゆきが歌う「二隻の舟」を聴けたのはよかった
むしろこれだけを聴くために映画館まで行ったと言っても過言ではない

最初の渡辺真知子が歌う「二隻の舟」をラジオで聴いて
心を揺さぶられたというか
ずっしりと心に響いたというか
うまく言えないけど衝撃を受けた

その後、YouTubeで繰り返し聴いて
自分も歌えるようになりたいと思ったけど
何度歌ってもなかなか覚えられないし
自分にはとにかく難しい

でもその歌のメッセージが次第に沁みてくるようになった
渡辺真知子の歌唱もさすがだと思うけど
YouTubeでは中島みゆき本人の歌唱が聴けなかったので
この劇場版で聴けたのはよかった

本人が歌うとなじんでいるというか
まるで語りかけているように難なく歌っている
歌うというよりまさに語っているように感じた
自分にとってはあんなに難しい歌なのに

この「二隻の舟」の歌詞が自分に沁みるのは
母と自分を二隻の舟に置き換えて解釈していたからだと思う

♪敢えなくわたしが波に砕ける日には
 どこかでおまえの舟がかすかにきしむだろう
 それだけのことでわたしは海をゆけるよ
 たとえ舫い綱は切れて嵐に飲まれても♪

残念ながらもう自分は二隻ではなく一隻となって
かすかなきしみも感じられなかったけれど
見えなくても聞こえなくても感じられなくても
一隻で海をゆけたらよいのである

水平線に夕陽が沈んでも
月や星が照らしてくれるし朝日はまた昇る
嵐もくるけど凪もある
潮風が推してくれることもある

それでもいつかは自分も嵐に飲まれてしまうけれど
誰かの舟がかすかにきしむかもしれない
そんな誰かがいてくれたらとかすかに願うのである
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いちばん好きな弁護士の田中さんはセクシーで手がかかる

相変わらずTV番組を録画して観るくらいしか楽しみのない自分が
(令和は録画しなくてもTVerとかで観られるのに
 それでも録画してしまうのは昭和が染みついているから…)
2023年10月~2023年12月に放映されたドラマのうち
お気に入りの3つを挙げると
(なぜ今になって昨年のドラマの話を書くのかは不明…)
・いちばん好きな花
・セクシー田中さん
・うちの弁護士は手がかかる

「いちばん好きな花」は
なんとなく不思議なありそうでなさそうなストーリーで
ほぼほぼ他人の(一部、昔からの知り合いもいるけど)男女4人が
それぞれに生きづらさを抱えながら寄り添うみたいなストーリー
といったらドラマの関係のかたに怒られそうだけど
「そういう生きづらさってあるよね」
と自分みたいな陰キャも共感できるストーリー

今田美桜が演じる美容師は
美人であるがゆえに偏見を持たれることに生きづらさを抱えていて
それって傍からみたら超ぜいたくな悩みみたく思えるけど
本人にしかわからない生きづらさがあるということで
つまりはもし自分が
イケメンであるがゆえに偏見を持たれるとか
巨○であるがゆえに偏見を持たれるとか
たまにはそんな生きづらさも抱えてみたい気がしないでもないが
そんな妄想をしても虚しくなるだけ(笑)

フジテレビ系列で木曜夜10時から放映されていたのだが
この枠では2023年4月~2023年6月には
「あなたがしてくれなくて」も放映されていて
このドラマもお気に入りだったので
自分的にはこの枠には期待が持てる気がする

ちなみにイマドキの歌はわからないけど
ドラマの主題歌の藤井風の「花」はいい曲だと昭和のオッサンは思う

「セクシー田中さん」は録りためたドラマ全話を観終わったころに
原作者の芦原妃名子さんが亡くなられたというニュースが流れて
最初はそこに問題があることがわかっていなかったけれど
ネットニュースとかから問題の意味が伝わってショックだった

自分的にはドラマの内容も十分に面白くて
でも原作を読んでいないのでその違いがわからないけれど
おそらく過去にも同様の問題があったはずで
原作者が納得するドラマ化・映画化・アニメ化は難しいんだとあらためて思った

「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい(通称「チェリまほ」)」は
原作があってドラマ化されて映画化されて今はアニメが放映されているけれど
以前に原作者のかたのX(旧Twitter)への投稿を見る限りでは
おおむね受け入れられているようだったが
こんなふうに皆がハッピーになれるといいなと思う

「うちの弁護士は手がかかる」は
(呼び方がわからないけど)このところ多い気がする
「リーガルもの」「法律もの」のカテゴリに分類されるのだろうが
降りかかる難問を法律で解決するところにスカッとする(←死語)というだけでなく
主演のムロツヨシをはじめとするキャストの、時にコミカルな演技がいい

戸田恵子とか松尾諭とかも面白かったけど
自分が気になったのは村川絵梨

大変失礼ながらこの人をよく知らないのだが
すごくいい味を出していたと思っているので
今後のさらなる活躍に期待しかない
(↑なぜに上から目線なのかは不明…)

かつてのフジテレビ系列のドラマのパロディ?オマージュ?も散りばめられていて
「抱きしめたい!」のW浅野とか
「ショムニ」で電球を交換しに行くときにはしごをかつぐポーズとか
「やまとなでしこ」の生物のカメレオンとロレックスのカメレオンの勘違いとか
どれもリアルタイムで観ていたオッサンは
昨日の晩御飯は忘れても昔のドラマはわりと覚えているのでキュンキュンしたのだが
これってゆとり世代とかZ世代には響かないのでは?
と思うのは余計な心配?余計なお世話?
オッサンがキュンキュンしてもSNSでは盛り上がらないと思うのだけれど
ドラマの作り手のかたたちがまずは楽しめることが大切なのかも

そういう意味では
今シーズン(2024年1月~2024年3月)に放映中の「不適切にもほどがある」も
ゆとり世代やZ世代には響かないのでは?と思うのだけれど
自分は毎回キュンキュンしながら楽しませてもらっているのでありがたい限りである

このごろはひとくちにドラマと言っても
ネット配信限定のドラマとかいろいろあるみたいだけれど
やはり昭和のオッサンにはTVドラマはなくてはならないものである(笑)

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あれから10年

2024年2月20日の10年前の
2014年2月20日は
ソチ冬季五輪のフィギュアスケートの女子シングルのフリープログラムの日
つまり浅田真央さんのいわゆる「伝説のフリー」の日

先日、その「伝説のフリー」をふと思い出して調べてみたら
あれからもう10年経っていた

種子島ぴーさんのブログ「オオナゾコナゾ」の
https://www.tanegashimapi.com/
「浅田真央伝説のソチフリーは、10年経っても力をくれる。」に
この「伝説のフリー」のことがとてもうまく書かれているので
自分が書くのもはばかられるけど
何か書きたくて参考になるものがないかと思い
X(旧Twitter)で「#伝説のフリー」で検察してみたけど
全然ヒットしないのはなぜ?
トレンド入りしてもいいくらいと自分は思うのに
ってか自分の検索のしかたがよくないのか?

自分は2014年2月23日にこのブログで
「やっぱり凄いぞ!浅田真央」
という記事を書いている

読み返してみるとつたない文章ながら
そのときの自分の思いがよみがえってくるものの
「ソチ冬季五輪から自分が学ぶべきは何だろう?
 浅田選手から自分が学ぶべきことは何だろう?」
と書いているのに
10年経っても相変わらず残念な自分が不甲斐ないばかり

竹内まりやの「静かな伝説(レジェンド)」は
浅田真央さんの「伝説のフリー」にインスパイアされて作られた曲らしい

♪語り継がれてゆく 静かな伝説(レジェンド)は
 時を超えてみんなの誇りとなる♪

浅田真央さんの前にも後にも素晴らしいスケーターはいるのだけれど
自分の中ではあの「伝説のフリー」は今でも感動を呼ぶもので
今風に言えば「尊い」というか「尊すぎる」

YouTubeにOlympics @Olympics oly.ch/olympics というチャンネルがあって
Mao Asada - Olympic Silver Medalist & Guiness World Record Holder! Athlete Highlights
という48分13秒の動画がアップされている
https://youtu.be/m4zkQt3Xjzw

自分はまだ全部観きれていないのだが、概要には
at the 2010 Winder Olympic Games in Vancouver,
She also became the first female figure skater landing three triple Axel jumps in on competition.
This meant a new Guiness World Record!
とあり、また
at the 2014 Winter Olympic Games in Sochi,
she became the first women successfully landing eight triple jumps in the free skate,
which is the maximum possible under the Zayak Rule
とある

バンクーバー冬季五輪では1試合で3回のトリプル・アクセルを降りて
ソチ冬季五輪ではフリー・スケーティングで(6種類)8回のトリプル・ジャンプを成功させた
どちらも女子選手として成し遂げたのは彼女が初めてであった

4回転を跳ぶ女子選手も
4回転半を跳ぶ男子選手も凄いと思うけど
10年経っても勇気と感動を与えてくれるMao Asadaは
10年経っても相変わらず残念な自分にとって最強の推しであるのに
この熱量を伝えられないのがもどかしい

自分はあの「伝説のフリー」から学ぶことはできなかったけれど
あの「伝説のフリー」を演じてくれた彼女には感謝しかない
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夢見るジジイじゃいられない Part 2

このブログで2023年10月1日に
「夢見るジジイじゃいられない」というタイトルで
「『夢を持つことを強要することにつながる』という意見を聞いて驚いた」と書いた

中学生が職業体験をすることに対する否定的な意見で
そのときは驚くばかりで賛同できなかったのだが
それを撤回しなければならないことに気づいた

なぜなら自分も「夢を持つことを強要される」ようなことがあったから(笑)

自分の会社ではたしか50歳以上の社員に対して
OB・OGの近況を伝えるメールが不定期で配信される
第二の人生を謳歌しているというか
やりがいのある仕事に就いているみたいな
定年退職後のロールモデルを示すような内容

数人のOB・OG、正確には数人のOBの現在を伝えるメールを読んだが
どれもキラキラしたジジイばかりというか
成功例しか取り上げられていない

定年退職後もそれまでの知識や経験や人脈を活かして
社会に貢献するみたいなことを望む人もいるだろうが
誰もがそう望むわけではないだろうし
少なくとも私はそうではない

定年退職後はもう働きたくない
もしかしたら金銭的な理由で働かざるをえなくなるかもしれないけど
それは働きたいから働くのではなくて
働かざるをえないから働くということ

キラキラじゃないジジイってどんな感じかわからないけれど
定年退職した途端に熟年離婚を切り出されるとか
会社員時代にお偉方だった人は
定年退職後もその横柄な態度を改められず地域社会に溶け込めないとか
家にこもりがちになって健康を害してしまったとか
そんな失敗事例は一切紹介されない

「定年退職したらキラキラなジジイを目指しましょう!」
と言われているみたいで
ある意味「夢を持つことを強要することにつながる」のではないか?

では自分は定年退職後にどんなジジイになりたいのか?

豪華客船で世界一周の旅に出るとかよさげだけど
おひとりさまでクルーズに参加するのはしんどいし
少なくとも親がいる間は家を空けるのは難しいだろうし
何よりそんなお金がない(笑)

確率として高いのはおそらく
朝起きたらごはんを食べてTVを観て
昼になったらごはんを食べてTVを観て
夜になったらごはんを食べてTVを観てお風呂に入って寝る
みたいな生活…

そんなストレスフリーな生活も悪くはないが
誰にも必要とされていない生活をしていると
何のために生きているのか?
自分の生きがいは何なのか?
とか小難しいことを考えてしまいそう

今ですら自分は「無駄に健康」と思うこともあるのに
つまり自分がいなくなっても誰も困らないと思うのに
定年退職後も健康に気をつけていたら
それこそ「無駄に健康」と言わざるをえない

でも歳を重ねるごとに健康への関心は高まるわけだし
特に食べ物については朝食のメニューとか
身体にいいと思うものを毎回欠かさず食べ続けてしまうかも
健康であったとしても何もよいことはないにもかかわらず(笑)

定年退職したらやってみたいことのひとつはウクレレを習うこと
前にもこのブログに書いたかもしれないが
コロナ禍で対面での交流が難しかったとき
みんなでウクレレをリモートで演奏するみたいな番組があって
幼い子供から年配のかたまで演奏していて楽しそうだったので

定年退職したら
今以上におひとりさま度合いは高まると思うけど
ウクレレを習い始めたら
誰かと一緒に演奏したいとか
誰かに聴いてほしいとか思ったりするのだろうか?

転職を繰り返すとか
結婚生活が破綻するとか
子供の頃に思い描いていた自分とはかけ離れた大人になっているので
定年退職後の自分も
思いもよらないジジイになっているかもしれない

でもキラキラしたジジイになりたいとは思わないし
いやキラキラするのもいいけど
定年退職後も仕事に就いてキラキラしたいとは思わないし
夢を持つことを強要されたくない

自分の夢は自分で探す
探しても探してもずっと見つからないままかもしれないけれど…(笑)
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大谷ではなくて三浦のほう

2023年4月~6月のドラマ「ホスト相続しちゃいました」ではホストを
2023年7月~9月のドラマ「やわ男とカタ子」ではオネエの弁護士を
2023年10月~12月のドラマ「君に届け」では高校教師を
2024年1月~3月のドラマ「おっさんずラブ - リターンズ -」ではおむすびの移動販売の店主を
演じていた/いるのは三浦翔平

三浦翔平を見たくてドラマを選んだわけではなく
たまたま観ているドラマに三浦翔平が出ているのだが
自分は三浦翔平の顔がいいなと思うのである

声がいいとか演技がいいとかたたずまいがいいとか
そういうことではなく顔がいいなと思うのである

目もとが涼しげとか鼻筋が通っているとか唇がセクシーとか
そういうことではなく顔がいいなと思うのである

彼の顔に触れたいとか
そういうことではなくただ眺めていたいだけなのである

彼のポスターとか写真集とかアクスタ(と無理に言ってみる)とか
自分の部屋にあったら 彼の顔に囲まれていたら
どんな感じになるんだろう

これってある意味、彼を推しているってこと?
こうしてブログに書くのもいわゆる推し活の一部ってこと?

でも推されるほうは単に気持ち悪いだけなので
推しに迷惑をかけたら推し活とは言えないわけで(笑)

ネットで「翔平」って検索すると
やはり「大谷翔平」ばかりが表示されるので
「三浦翔平」で検索しようとするとキーワードの候補に
「三浦翔平 整形前」とか出てきてついクリックしてしまった

実際に整形をしているのかどうかはわからないが
仮に整形していたとしても
自分は三浦翔平の顔がいいなと思うのであるから
それでいいのである

それに彼が納得して満足して幸せならば
それでいいのである

これってやっぱり推しに対する感情なのかな?(笑)
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池田聡 Live Only For Men 第7弾〜 男性限定X’masプチディナーショー

2023年12月17日(日)にtrattorìa ROSSO 六本木にて開催された
池田聡 Live Only For Men 第7弾〜 男性限定X’masプチディナーショー
に参戦してきた!

池田聡の男性限定ライヴに参戦するのは
一昨年・昨年に続いて今回が3回め

自分にとっては一年間頑張った(かどうかはさておき)
自分へのごほうび的な年末の恒例行事になってきた感がある

ライヴの2日前には
「東京へ行くんだから…」と思い切ってアウターを買ってしまったりと
田舎のジジイははしゃいでいたのだが
ライヴの前日には家族のことで精神的にダメージを受けることがあって
ライヴの当日にも会場に向かう途中で電話がかかってきて
「もうライヴをキャンセルしてすぐに帰らなければ…」と思うほどだったけれど
なぜだか「きっと大丈夫」と何ら根拠もなく自分に言い聞かせてそのままライヴへ

ライヴ中もいつ電話が鳴るかと気になっていたが結果的には大丈夫だった…

会場のtrattorìa ROSSO 六本木は
ホームページの案内図を見ると
ポツンと一軒家くらいに迷いようがないように思えるが
六本木にポツンと一軒家があるはずがなく
「六本木一丁目駅直結」とあったので六本木一丁目駅から向かったのだが
案の定、迷いに迷った

会場のtrattorìa ROSSO 六本木があるのは
住友不動産六本木グランドプラザ1Fなのに
六本木一丁目駅から地上に出ようとして
住友不動産六本木グランドタワーに出てしまったような…

「プラザ」と「タワー」が違うことに気づいたのは
地上に出てからしばらくしてからのこと
住友不動産六本木グランドプラザ1Fに行こうとしても
「1Fってどこ?ここは何階?」みたいな構造の建物で
エスカレーターで下に降りたら
風が強くて落ち葉の積もり具合がすごくて
「ここを掃除する人は大変だろうな…
 こんなに落ち葉があるとクレームとか来ないのかな…」
などと要らぬ心配をしていたら会場にたどり着いた

会場に入ると入口にスタッフの女性がいらして
自分の名前を告げると
「お待ちしていました」と明るくこたえてくださった

開場12:00 開演13:00 定員25名の1部に自分は参戦
開場16:00 開演17:00 定員25名の2部もあったけど
田舎のジジイが東京に行くならやはり1部でしょ

これまでの経験から
開場12:00に会場に入っても
開演まで時間を持て余してしまうに違いないと思ったので
少し遅れて、といっても12:20ごろに会場に入った

ほとんどの席が埋まっていたけど
壁際のベンチシートみたいな席が空いていたので
そこに座らせてもらった
ジジイはやっぱり椅子よりベンチシートが楽でよい(笑)

席につくと間もなく料理が運ばれてきた
正確な料理名はわからなかったけれど
ステーキに生ハムとかサラダとかが盛られたプレートと
トマト風味のパスタ(ペンネというのかな?)で
どちらもおいしくペロッといただきました
自分は料理の写真を撮らない派なのだが
やっぱり撮ればよかったかな…

おひとりさまの自分は当然のことながら1名で予約したのだが
中には2名で来られているかたもいらして
自分の目の前には2名で来られたかたが横並びで座られた

料理を食べながら連れのかたに向かって
柔らかな口調で「おいしいね」と話しかける姿は
「きのう何食べた?」のシロさんとケンジみたいで微笑ましくて
こっちまでちょっと幸せな気分になれた
自分にもあんなパートナーがいたら…と思うけど(笑)

毎度のことながら客層は自分と同年代のかたが多くて
なので健康に対する意識も高くて
食事が済んで自分はマスクをはずしたままにしていたのだが
周りを見るとみなさんマスクをしてらしたので
あわてて自分もマスクをつける始末

お互い見知らぬどうしなので開演までの会場は静かだったが
そんな中、スタッフの女性のかたが場を盛り上げようと
「再生回数の多い『モノクローム・ヴィーナス』をYouTubeにアップされているかたが
 もしかしてこの中にいませんか?」とか
「男性限定ライヴで池田聡がどんな話をするか、女性ファンは気にしている」とか
いろいろと話をしてくださったので開演まで退屈しなかった

そしていよいよ池田聡が登場
共演は若手実力派ピアニスト菅野大地
 
イタリアン・レストランの
通りに面したガラス張りの隅に2人がいると
外を通る人が気づくのでは?と思える距離感
(って伝わらない表現だけど…)

そして今回、最初に演奏されたのは
な、なんと

「思い出さない夜はないだろう」

イントロが始まって「もしかして…」と思ったが
最初にこの曲が演奏されるとは!

池田聡のライヴには7~8回参戦しているけど
「思い出さない夜はないだろう」を聴いたのは初めて

もしかして自分がこのブログに
「『思い出さない夜はないだろう』を聴きたかった」とか
「『思い出さない夜はないだろう』が今回も演奏されなかった」とか
書いていたのを本人 or スタッフのかたが読んでくれたのか?

自分の願いがかなったみたいで
この一年、頑張った(かどうかはさておき)自分へのごほうびを神様がくれたみたいで
ものすごくうれしくて
けれど誰にも言えなくて一人で興奮していた(笑)

その後もヒット曲多めなセトリで大満足
途中、高音が出にくいところもあったけれど
もう若いときみたいにできないこともあるとわかっている客層だし
それはそれで年齢を重ねたミュージシャンがいい味出してる!と思えた

曲の合間にぽつりぽつりと語るトークもいつもの調子で
開演後まもなくスタッフの女性が
客席の後ろから何かしらサインを出されていたらしいが
「大丈夫です」
とそっけなく切り捨ててしまうのも彼らしいのかも…

ライヴの最後のほうには
「みなさんそれぞれにいろいろ大変なこともあるでしょうが頑張っていきましょう!」
みたいなことを言ってもらえて
自分も頑張ろうという気になれた

ちなみにデビュー曲の「モノクローム・ヴィーナス」が発売されたのが1986年
もう35年以上も前のこと
共演のピアニスト菅野大地は30歳くらいと言っていたと思うので
この曲が発売されたときには彼はまだ生まれていないことになる

自分が生まれる前の曲を、本人と一緒に演奏するのって
結構大変というか結構難しいというか
なかなかキツい面もあるのではないかと思うのだけれど
彼の演奏もとてもよかったと思う(自分は素人だけど…)
やっぱりミュージシャンって素敵な職業だとあらためて思った

会場の都合でライヴの時間はいつもより短めの1時間40分だったが
最後にはお約束の「雪~あなたがいてくれたら」をみんなで合唱して
今回もとても楽しい時間を過ごすことができた

会場を出るとき、CDを買った人には池田聡本人がサインをしていたので
「今回は『思い出さない夜はないだろう』を聴けてよかったです!」
とか自分も伝えられたらよかったのだけれど
(もう恥じらうような歳でもないのに)恥ずかしくてそんな勇気は出なかったし
そのCDも以前に買っていたので(笑)
本人にサインをしてもらうことはなかったのだが
せめてスタッフの女性には何かを伝えたいと思い
「来年も楽しみにしています!」と言おうとしたつもりが
「来年もお願いします!」と言ってしまったところ
「そう言ってもらえるとうれしいです」だったか
「そう言ってもらえると励みになります」だったか
そんな言葉を自分のほうを向きながら返してもらえたのがうれしかった

池田聡本人も体調を崩していた時期があったみたいだし
一年後の自分もどうなっているかわからないし
こうしてライヴに参戦できるのは
決して当たり前のことではないとわかっているつもりなので
また年末に今回と同じようにみんなで集まって彼の歌を聴けたら本当に幸せだと思う

それを励みに今年も一年頑張るぞっと!
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My Farewell Address

自分と同じくらい
食べることが大好きだったのに
もう飲むのも食べるのも
嫌になっちゃったんだね

「お父さんより先に逝きたい」って
言っていたとおりになっちゃったね
もう十分に頑張ったんだから
これ以上頑張らなくていいみたい

何にもしてあげられなくてごめんなさい
孫の顔も見せてあげられなくてごめんなさい
晩年は辛くて苦しい思いばかりさせてしまって
楽にしてあげられなくて本当にごめんなさい

衝突することもあったし
あなたが思うような息子にはなれなかったけど
どことなくキャラかぶっていたし
誰よりも自分に共感してくれていたよね

この先、お父さんと暮らしていくのは
不平や不満や不安しかなくて
そんな愚痴も聞いてほしいけど
もうこれ以上、心配かけちゃいけないよね

叶えたい夢もあっただろうし
やり残したこともあっただろうし
幸せな人生だったとは言えないだろうけど
あなたのおかげで私は幸せでした
向こうではどうか幸せに暮らせますように

産んでくれてありがとう
育ててくれてありがとう
慈しんでくれてありがとう
愛してくれてありがとう
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もういくつ寝ると定年退職

「○○まで何日」というアプリをスマホに入れて
自分の定年退職まで何日かをときどき見たりして
まだ早めのカウントダウンをしたりするのだが
このごろはスーパーでクリスマスやお正月のBGMが耳に入るせいか

♪もういくつ寝ると定年退職
 リタイアしたらテンション上げて
 イケ○○まわして遊びましょう
 早く来い来い定年退職♪
(「お正月」)

みたいな替え歌が頭をよぎった

クリスマスに関する歌でも替え歌ができないかと考えてみた

♪定年退職は誰にもやってくる
 もしひとりぼっちでも淋しがらずに
 心に住む上司を呼びつけて
 積もりに積もった不満を晴らしてごらんよ♪
(「すてきなホリデイ」竹内まりや)

♪さようならを決めたことは けっしてあなたのためじゃない
 不安に揺れる社員証 辛かったから
 ”会社員”っていうルールはとても難しいゲームね
 もう二度と会社のことを思い出したりしない♪
(「サイレント・イヴ」辛島美登里)

ん~、イマイチ(笑)

他に思いついたのは卒業ソングの替え歌

♪リタイアまでの半年で
 答えを出すと言うけれど
 社畜で暮らした歳月を
 何で計ればいいのだろう♪
(「青春時代」森田公一とトップギャラン)

♪ああ定年退職で泣かないと
 冷たい人と言われそう
 でももっと哀しい瞬間に
 涙はとっておきたいの♪
(「卒業」斉藤由貴)

ん~、どれもイマイチ(笑)

古い歌ばかりでなく令和の歌でも替え歌ができないだろうか?
と考えているうちに
定年退職を迎えてしまいそうな気がする(笑)

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推しも推されもせぬ

推し活三カ条
① 推しに迷惑はかけない
② 認知は求めない 私は空気
③ 陰ながら推しのお役に立てる事あらば全力で暗躍

相変わらず予約録画したTVドラマを観るのがささやかな楽しみで
この秋は予約録画しまくっていて観るのが全然追いついていない

そんな中、お気に入りのドラマのひとつが
「推しが上司になりまして」
やっぱりラブコメ最高!

引退した推しの舞台俳優♂が
ある日突然、主人公♀の上司になるというストーリー
タイトルそのままで説明になっていないか(笑)

推しがいるとあんなに毎日が楽しくなるのだろうか?
それなら自分も推しを見つけて推し活をすれば
こんなに乾き切った生活も少しは潤うのではないだろうか?

ちなみに「家政夫のミタゾノ」の「おしえてミタゾノさん」のコーナーで
「推しと好きの違いは何ですか?」という質問に対して
「字が違います」と答えていたミタゾノさんは素敵!

たとえばキラキラした恋愛ができれば楽しい毎日を送れるのだろうが
いくら自分が相手のことを想っていても相手が自分に見向きもしなければ
それはそれでツラい片思いだったりする

あるいは相手のことが好きすぎてストーカーみたくなってしまう場合もあるが
推し活三カ条にあるとおり
推しに迷惑をかけてはいけないのでストーカーはアウト

ということで恋愛をするでもなくストーカーにもならない推し活は
とてもよい活動ではないかと思うのである

「暗躍する」のも限りなく存在感が希薄な自分に合っている(笑)
ちなみに「陰ながら」「暗躍」というのは
馬から落馬、腹痛が痛い的な表現かもしれないけどそこはスルー

では推しをどのように見つければよいのか?
パッと思いつくのは
男子なら坂道グループ?坂道シリーズ?とか
女子ならジャニーズ(とはもう言わないのか?)とか
あるいはスポーツ選手だったり宝塚のスターだったり

ファンと推しの違いもよくわからないが
ミタゾノさん風に言えば「字が違います」(笑)

場合によっては自分の子供とか孫だったりするかもしれないけど
家族が推しというのはちょっと違う気もする

つらつら考えてみるに
以前の自分の推しは浅田真央さんだったかも…
当時は「推し」なんて言葉も知らなかったけれど
バンクーバー冬季五輪のころ
安藤美姫さんもいて鈴木明子さんもいて
高橋大輔さんもいて織田信成さんもいて小塚崇彦さんもいて
みんな応援していたけれど
やっぱり自分は「真央」推しだったと思う

このごろで言えば妙齢のご婦人が羽生結弦さんを推すみたいな感じ?
でもあれほど推してはいなかったし
相手のかたへの誹謗中傷で3ヶ月で離婚に追い込むのは推しではないと思うし

ちなみに私と同担のかたはいるのだろうか?
と覚えたばかりの「同担」を使ってみたりするけど
使い方、合ってるだろうか?

数年前のドラマ「これは経費で落ちません」では
推し活に費やす資金をたしか「生命維持費用」と呼んでいたと思う
その当時は大げさな表現と思ったけれど
あながち間違いではなく適切な表現だと今は思う
ちなみに自分の「生命維持費用」は
スーパーでつい買ってしまうスイーツ代(笑)

自分の推しを早く見つけたくなってきたけれど
そんなに簡単には見つからないかもしれない
ならいっそ自分で自分を推してみるのはどうだろう?
推す自分も推される自分も笑っていられるなら最高!
推し活の資金もあまり必要なさそうだし(笑)

♪あなたのいない毎日じゃ私は正直生きてけない
 世知辛い社会に飲まれないための心の安定剤
 全知全能 効くって万病♪
♪確かに側から見たなら私は正気の沙汰ではない
 だけど人生を賭けるだけの価値があるから仕方がない
 心配ご無用 至って正常♪
という鈴木愛理の「最強の推し」を
朝の通勤の車の中で何度も歌おうとして
その早口言葉みたいなフレーズを完全には覚えらないまま
今日も元気に出勤する私は尊すぎる!(笑)
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ダダ漏れにしない

心の声がダダ漏れになってしまうことはあるけれど
尿はダダ漏れにしない(笑)

先日、ショッピングセンターの(もちろん男性用の)下着売り場で
尿漏れが気になる人のための下着を見つけて
尿漏れがまったく気にならないかと言われれば嘘になるので
生まれて初めて買ってみた

いつの頃からか、わからないけれど
トイレで用を足して尿を出し切ったと思っても
いや、正確には尿を出し切った感がなく
わずかな尿漏れを感じることがある
さすがに漏れた尿が下着を通り越してパンツまで染み出るほどではないけれど
用を足した直後はなんとなく不快なこともある

自分が見つけた、尿漏れが気になる人のための下着というのは
男性器あたりがカップみたいな構造になっており
そのカップのところに尿漏れパッドを差し込めるようなポケットがある
(と購入したときには思っていた)

エロい下着で男性器のところがカップみたいになっているのはあるけれど
(もちろん持ってはないけれど(笑))
こんなの履いたら股間が目立っちゃうんじゃないか?とか
意外と巨根?という噂がたってしまうんじゃないか?とか
でも脱いだら貧相なのでガッカリさせちゃうんじゃないか?とか(誰を?)
そんな妄想をしながら尿漏れが気になる人のための下着を
レジに持っていくのは恥ずかしいことこのうえない

きっとレジの店員さんは
「やだ、この人ったら尿漏れするんだ…」
と軽蔑されるに違いないけれど
尿漏れが気になる人のための下着を買うのは
きっと自分だけではないはず!
市場のニーズがあるからこういうものが販売されているはず!
と無理に自分に言い聞かせるのであった

次にポケットに差し込む尿漏れパッドを買いにドラッグストアへ
男性用の尿漏れパッドも売っているはずと思い
ドラッグストアをうろうろしたがなかなか見つけられず
かといって店員さんに訊くのもはばかられ
さらに探し続けると
生理用品のコーナーの片隅にあるのを見つけた!
普段、生理用品のコーナーに行くことはないし
むしろ近づかないようにしているし…

男性用尿漏れパッドにもいくつか種類があって
3cc用・5cc用・10cc用のほか
もっと大量の尿に対応するものもあった

生まれて初めて買う男性用尿漏れパッドは
3cc用でよいかと思いつつ
でも値段が同じだから5cc用のほうがお得かもと思い
さすがに10cc用は不要だろうということで
5cc用を買ってみた
松竹梅なら竹を選ぶタイプ(笑)

家に帰って男性用尿漏れパッドを
尿漏れが気になる人のための下着のポケットに差し込もうとしたのだが
男性用の尿漏れパッドは予想外に大きくて
ポケットにはまったく差し込めないサイズだった

そこでようやく気付いた!
自分が買った男性用尿漏れパッドは
ポケットに差し込むものではなく
下着に直接貼り付けるタイプのものだったことを

いちおう説明書に従って下着に貼り付けてみてさらに気づいた!
男性用の尿漏れパッドを下着に貼り付けると
いわゆる「社会の窓」を開けて用を足せないということを

前開きタイプではない、お洒落なボクブリとかを履く若者が
トイレでおもむろにベルトをはずしてパンツを下げて用を足すことはあるけれど
自分みたいなジジイがそんなことをしようものなら
「鷹宮さんったらいよいよ尿漏れパッドを使い始めたらしい」
などと怪しまれるだけに違いない
かといって用を足すたびに個室に入るのも面倒だし…
ってか、誰も自分の行動を気にしてないし自意識過剰すぎ(笑)

人はこうして自分の老いを感じて
それを否が応でも受け入れなくちゃならないんだ…
と思うと切なかったり悲しかったり…

自分の場合、今はまだ白髪染めは必要ないけれど
(自分は髪が白くなるのではなく髪が抜けるタイプ(笑))
白髪染めで老いを感じる人もいるだろう

いつか自分も入れ歯安定剤とか入れ歯洗浄剤とかを
買わなきゃならない日も来るのだろう

買いに行くのが恥ずかしいものは
ネットで注文すればいいのだから
便利な時代になったものである
これってマニアのかたとかフェチのかたの心理に共通するのかも(笑)

心の声も尿もダダ漏れにしたくないけれど
色気とか幸せオーラならダダ漏れになってもかまわない
しかし残念なことに
そんなものは漏れるどころか微塵もない(笑)

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