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マリとマルコ

TBSラジオ「安住紳一郎の日曜天国」を
「ラジオクラウド」なるもので聴いたりすることがあるのだが
漫画家・文筆家のヤマザキマリ氏が
2月28日と4月25日にゲストで登場していた。

自分の中では
ヤマザキマリ=テルマエロマエの作者
くらいのイメージだったが
特に2月28日のゲスト・トークを聴いて衝撃が走った。

「ヤマザキマリは1日にしてならず」というテーマで
彼女の半生を語っていたのだが
彼女がどのくらい話を盛っているのか?
あるいはそもそもすべてが作り話なのか?
と思うほどの衝撃的な内容だった。

まず彼女は14歳のときに母親から勧められて
1ヶ月ほど単身で欧州に行ったそうな。

14歳の少女に単身で欧州に行くように勧める母親が
どこの世界にいるんだ!と普通の人は突っ込むはず。

欧州に行っている間、
どこだったかは忘れたけど
マルコというじいさんに遭遇。
おそらく単身で欧州を旅行する彼女を心配したのだろうが
マルコじいさん家を訪ねることになり
このマルコじいさんが
その後の彼女の人生に大きく影響する。

彼女が帰国後も
そのマルコというじいさんと
彼女の母が連絡を取りあっていて
彼女が17歳のとき
マルコじいさんのツテで
彼女はイタリアに留学することになる。

イタリアにいた間、
彼女は詩人の男性を付き合っていたのだが
彼との間に子供ができて
なぜか彼女は彼との別れを選ぶ。

子供ができて
男性のほうが別れようとする話は聞くけれど
女性のほうから別れようとするのはあまり聞いたことがないような…

その後のいきさつを忘れてしまったのだが
数年後、なんと彼女はマルコじいさんの孫と結婚することになる!
イタリアにいたときの詩人とは結婚していないので
マルコじいさんの孫との結婚が初婚になるわけだ。

すべてを書き尽くせないけれど
(かなり忘れてしまったけれど)
あまりに衝撃的すぎる半生で
ツイッターのトレンド・ワードに「ヤマザキマリ」が登場したそうな。

自分もそれなりに長く生きてきて
いろいろなものを見聞きしたと思っていたけれど
いくつになっても衝撃は走るものだ。

とにかくヤマザキマリの話は面白かった。
話の内容が衝撃的すぎて面白いというのもあるけど
彼女の語り口も面白い。
知識も深そうだし頭の回転も速そうだし
もっと彼女の話を聞いてみたいと思った。

本屋に行ってみると彼女の著書が結構ある。
彼女単独の著書もあるけど
誰かとの対談的な本もいくつかあって
ヤマザキマリ × 中野信子 の著書は特に興味をひかれた
(けど結局、買わなかった…)

通常ならば彼女はイタリアを拠点に世界各国を飛び回っているらしいが
このコロナ禍でしばらく日本に滞在している中でのラジオ出演。
もうずっと日本にいてくれればいいのに
そしてもっとメディアに出てくれればいいのにと思う。
それは彼女の本意ではないかもしれないけれど。

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