SSブログ

覚醒に対する依存性 ~睡眠不足~

NHKアカデミア「睡眠は誤解だらけ」(講師:柳沢正史 氏)の前編を観た

会社の昼休みはたとえ数分でも机に伏せって眠らなければ
午後の仕事が辛すぎる自分にとって
睡眠については興味津々で
何かしらの情報を得られればと思って観てみたら衝撃だらけだった

その一つ、
日中に眠気を感じるとか
休日の睡眠時間が平日より2時間以上長いとか
寝付きが良いとか
自分にとって至極当たり前のことが実はどこか異常であり
世界標準ではおかしな考え方であると言われたことにまず衝撃

思い返せば中学時代、
担任の先生へ提出する毎日の生活記録のようなものに
午後の技術・家庭の授業が眠くてしかたなかったことを書いたのを覚えている

高校時代もキラキラな青春なんて微塵もなく
「とにかく眠かった」という記憶しかないのに
日中に眠気を感じるのは異常とか言われたら
自分はもう半世紀近く異常な生活を続けてきたことになる(笑)

日中眠くなるのは睡眠時間が足らないためだそう
では、適正な睡眠時間は?と言えば
平均すると7時間位だそうだが、個人差があって遺伝によるものらしい
ショートスリーパーになりたいと思ってもそんな努力は無駄だそうで
良い子は真似しちゃダメらしい(笑)

ちなみに自分の適正な睡眠時間は何時間なのだろう
これは毎日トライをしながら自分で適正な時間を見つけていくしかないらしい
きっと平均の7時間よりは多い気がするけれども
そもそも歳をとってあんまりよく眠れないこともある
十分に眠れることができれば
朝の目覚めは快適と講師のかたは言われていたけれど
生まれてこのかた、朝の目覚めが気持ちいいなんてことがあっただろうか?笑

そもそも睡眠不足はれっきとした病気だそうで
その病名は「行動誘発性睡眠不足症候群」と言うそうな

これではっきりした
自分は病気だったんだ…
もう何十年も病人だったんだ…
そして不治の病に違いない…(笑)

あるいは睡眠不足は「覚醒に対する依存症」だそうな
依存症だからやめたいのにやめられないわけで
起きていることが何よりも幸せで寝たくない
みたいなことか?

平日は1日の大半を会社で過ごして
家に帰ったらご飯を食べてお風呂に入って寝るだけという
自分の生活は何だろう?生きてる意味はなんだろう?
なんて考えてしまって
とっとと寝ればいいのにグダグダ起きていることもあるけれど
別に意味や価値のあることをしているわけではなく
スマホをいじったりテレビを観たりしているだけである
だけど睡眠時間は確実に削られて
常に慢性睡眠不足症候群みたいなことになってしまうわけだ

自分も適正な睡眠時間を確保すれば
昼間に眠くなることはなくなるのだろうか
にわかには信じがたいが試す価値はあるかもしれない
お昼休みに仮眠を取らなくても
午後も気力を充実させて集中して働けるのであれば
それはそれで自分にとって良いことなのかもしれない

その反面、そんなに頑張って働いてどうするの?という気もしなくはない…
そんな気力があるなら仕事以外に向けた方が良いのでは?とも思う…

お昼休みに楽しくおしゃべりしている人たちは
なぜ眠くならないのか不思議でならない
別におしゃべりしたいわけじゃないけど
お昼休みに眠ることしか選択肢がないのはちょっと悲しい気もする
会社で眠くならない自分なんて
もはや自分では無いだろうけどそんな自分がいてもいいかも(笑)

睡眠の質を高めるために講師のかたが提言されていたのは
照明を落ち着いたものにすること

雰囲気のあるレストランとか欧米のホテルのように
寝る前の照明は落ち着いた感じにするのがいいらしい
とにかく日本の家は照明が明るすぎるとのこと

言われてみれば自分も
シーリングライトの白熱灯の煌々とした光のもとで夜を過ごしていて
もう少し落ち着いた照明で過ごせれば睡眠の質も上がるかも

いつだったかどこだったか忘れたけれど、
ちょっとお高めのホテルに泊まった時にターンダウン?のサービスがあって
その時はよく意味がわからなかったけれど
つまりは照明を落としたりしてカーテンを閉めたり
落ち着いた雰囲気にして眠りやすくするサービスだったらしい

自宅でもシーリングライトには頼らず
いっそ間接照明的なものを買ってみるのもいいかもしれないけれど
そこまでするのも…と言う気もする
間接照明を置くスペースもないし
お金ももったいないし
つまりはシーリングライトを消して早く寝てしまえばいいわけで…(笑)

健康の3大要素は運動と食と睡眠だそうで
運動と食は意識できるが睡眠は意識できないから
睡眠を測定することは大切と講師のかたが言われていた

睡眠健康診断とか睡眠ドックとか近い将来そうしたものも導入されるかもしれない
自分が睡眠健康診断とか睡眠ドックとかに行ったら
ひどいコメントしかされないんだろうな…と思ってしまう

「睡眠は住宅ローンのようなもの」と講師のかたは説明されていた
つまり時間が余ったら睡眠に充てると言うのではなく
睡眠時間は何よりも優先してまず確保しなければいけないということ
確かに住宅ローンも必ず払い続けなきゃいけないわけで
お金が余ったら住宅ローンの返済に充てるわけではない

睡眠負債と言う言葉もあったけれど
良質な睡眠が取れないと
うつ病・メタボ・高血圧・肥満・糖代謝異常・認知症・ガンのリスクを高めるらしい
膨大な睡眠負債を抱えている自分はどんだけリスクが高いんだ?
特に認知症は既に発症(笑)

その前に少しでも睡眠時間を取るようにしよう
こうしてブログを書いている時間も
睡眠に充てた方が良いのかもしれない(笑)
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。